コロナウイルスの影響で、様々な状況を抱える子供達に少しでも笑顔と楽しい科学教育を伝えたいと願い、Eureka Science SchoolはZoomとバーチャルリアリティ技術VRに挑戦し、日本、アメリカ、フランスに住むご家族に科学教室を無料で体験していただきました。 VRでは、東京の上野にある国立科学博物館の皆様のご協力により、かはくVRの楽しみ方と題した展示を行いました。画期的な展示に驚いた、恐竜の写真がすごかったというような喜びの声を聞いて、スタッフも安心しています。 Zoomでは17万人の視聴者を持つ、ユーチューバーのRenoReraTVさんをゲストに迎えて、多くのご家族に「うつくしさのひみつ」と題した教室を体験してもらいました。「視覚と残像の不思議」を感じるセンスオブワンダータイムから始まり、不思議なことが続いて、「色の足し算と引き算」によって脳みそに汗をかく時間が続きました。
答えを言わないクラスはどんどん進み、「なぜ」に飛び込みたい子供達を次のコーナー「みんなで実験」が魅了しました。黒のペンを使って色とりどりの作品が出来上がるという不思議なアートの時間を楽しんだ後は「顕微鏡」を使って、美しい羽の観察です。ここではクジャクの飾り羽の美しさを体験してもらいました。
いずれも日本の科学教育とアメリカの科学教育の良さを組み合わせたものです。子供達に自分で考える時間を与えながら、ハンズオン教育と感動する喜びを引き出すためのきっかけ作りに時間を使っています。答えを知ることは楽しい時間の終わりを意味します。様々な答えを想像して喜びの種を育てていく想像力が子供達には備わっていて、その喜びの種を大人たちがそっと示してあげれば良いのだと私たちは考えています。子供達が豊かな想像力でセンスオブワンダーを広げていく姿を一番近くで見守っていただければと思っています。
1回の授業では、その全ては感じていただけなかったかもしれません。その楽しさの一部でも伝わっていれば非常に嬉しいです。
参加してくれた皆さん、本当に楽しい時間をありがとうございました!
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